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ドイツ・フランスワイン研修旅行
《2002年10月20日〜27日》

天高く馬肥ゆる10月の終わりエスポア飛田主催の「ドイツ・フランスワイン研修旅行」に参加しました。人気の飛田さんのツアーとあって30名超満員の大所帯で成田を出発・・・。
10月21日

   ドイツ初日はラインガウの「クロスター・エーバーバッハ」を訪問、昔シトー派によって造られた「シュタインベルグ」の畑を見学し、修道院内を案内係のブリヒッテさんの案内で巡る。4mの壁に覆われた畑での説明では「今年はブドウの出来が良すぎてトロッケンベーレンアウスレーゼができないかもしれない」とのことでした。その後ケラー内でリースリング3種類(※1)をテイスティング。次にシュロスヨハニスベルグを訪れ、シュペトレーゼの発見に貢献した「伝令者の像」を見学。この伝令者が遅れなければシュペトレーゼは生まれなかったかも・・? あまり良い天気ではなかったこの日は午後からライン河下りでランチを楽しんだあとにやっと太陽が・・・。その後モーゼル・ベルンカステルへ移動。
10月22日

   この日ベルンカステル・クースへ。モーゼル河沿いにあるクース村は急斜面のブドウ畑とても美しく、古い建物が健在だった。この辺りはしょっちゅう洪水があるとのことで町の至る所に洪水時の水かさを示す数字が家の壁などにきざまれていた。その後、ドクター・ターニッシュの畑の下に広がる「ドクター・ケラー」(ドクター=医者)を特別に見学させてもらえることに。ケラーの入り口の鉄の扉に、その昔トリアー大公が病に倒れ、医者から死の宣告を受けた後、この畑の農民から勧められたワインを飲んで奇跡のように治った、という伝説が絵で描かれています。扉の前に立つのはドイツでの案内役をしてくれた「バウアーさん」祖父の代からドクター・ターニッシュにかかわっているらしい。ケラー内は湿度100%で、できたてのワインや古酒(1921年産)など様々なワインが貯蔵されている。この中でなんと8種類(※2)の「ドクター・ターニッシュ」をテイスティング。
10月23日(午前)

   滞在地をフランス・ブルゴーニュのボーヌに移し、この日はまず、奥様が日本人(千紗さん)の「ドメーヌ・シモン・ビーズ」を訪問。マダム千紗さんの説明を受け、地下セラーでまだ澱引き前の「サヴィニ・レ・ボーヌ・ヴィラージュ2001」と「サヴィニ・レ・ボーヌ(プルミエクリュ/畑名忘れた!?)2001」をバレルテイスティング。ドメーヌ内はとても清潔な印象で、1階の醸造所で更に白ワイン「ブルゴーニュ・ブラン2000」をテイスティング。そこへ旦那様のパトリック氏が現れ、こちらもどうぞと「サヴィニ・レ・ボーヌ・ヴィラージュ1998」を出してくれた。今年のブドウは開花も早く、雨も少ないという好条件がそろい、小粒で果皮が厚い良いブドウができているとのことでした。〔赤70%・白30%生産〕。その後、黄金の丘を眺めながら、次のドメーヌへ。コート・ドール〔黄金の丘〕と呼ばれる名醸ワインの生産地は、南斜面の丘に広がる葡萄畑で見晴らしが良く、葡萄畑はホントに輝いてました。
10月23日(午後)
   午後からは、有名ネゴシアン「アントワーヌ・シャトレ」の「コットン・フレール」というワイン蔵へ。地下2階のセラー内は、蜘蛛の巣と暑いカビに覆われ、中世を描いたこわいヨーロッパの映画にでもでてきそうな雰囲気。そこでなんと!アントワーヌ・シャトレの10種類ものワインをテイスティング(酔っぱらい状態)。そこで素晴らしいランチもご馳走になりました。次に目指すは「グランクリュ街道」。十字架がそびえ立つのは「ロマネ・コンティ」の畑。1本道を隔てて隣には「ラ・グラン・リュ(Dm・F・ラマルシュ)」があり、その奥には「ラ・ターシュ(DRC)」もあり、超高級の銘醸地にいることを実感。ロマネ・コンティのブドウの味は・・・秘密・・。この日の夜は、一つ星レストランの「ルベルノワ」へ。
10月24日
   この日の午前中は、自由行動のため一人でボーヌの町の散策に出かけました。ブルゴーニュ・ワインの首都といわれるボーヌの町はワインの歴史が一杯でした。街の守護神という「ノートル・ダム教会」を見つけ入ってみると12世紀に造られたとは思えない豪華な大教会で、昔はまわりの修道院でワインを造っていてこの教会の地下にはセラーが今でもあるとのこと。中心地に近い広場の中央には小さなかわいいメリー・ゴーランドがあった。この街に住む飛田さんの娘さん一家のお孫さんもお気に入りとか。他の街の広場にも、このようなメリー・ゴーランド各所にありました。午後にはアルザス地方の「コルマール」に移動。ドイツの影響が強いこの街の旧市街にはドイツ風の建物が並び、今回の旅行の中で一番印象に残った街並み。私が立っている後ろは「プチット・ヴニース」というイタリアのヴェニスを思わせる場所で高い三角屋根の建物は「ロマンチックホテル」と書いてあった、でも約100mほどのこの場所は小さすぎだったな〜。この夜はこの旅初の三つ星レストラン「オーベルジュ・ド・リル」へ向かった。
10月25日〜26日
   25日は昼にストラスブール空港から国内線でパリに向かい、26日の夜の出発まで自由行動となった。女性の方々は早速ブランドショップへ、私はひとまずラーメンを食べに・・。この頃から無性に和食が恋しくなりました。25日の夜は、一緒にいっていた静岡の横関さんの手配で「レストランひらまつ」にご一緒することになりました。店に着き日本人支配人(兼シェフソムリエ)の石塚秀哉さんに挨拶。石塚さんの提案でワインはブラインドでサービスされ、風変わりなフランスワインに正解ならないものばかり・・。料理もサービスも勉強になりました。
最終日は、観光したりショッピングしたりと各自様々。私はエッフェル塔に上り写真のようにパリを一望。ただし、昇るために並んだ場所が、エレベーターではなく、階段で息を切らして上りました。一応お決まりの凱旋門の前でもパチリ。こうして楽しかった研修旅行も帰国の時へ。

 

★☆星付きレストラン報告★☆

 

↑ 23日にいった一つ星の「ルベルノワ」。綺麗にセッティングされたテーブル。飛田さんの息子さんが以前勤めていたこともあって、調理場も見せてもらった。メインはブレス産の鶏肉のロースト・赤ワインソース。  24日にいった三つ星の「オーベルジュ・ド・リル」。シェフソムリエは1989年ソムリエ世界一のセルジュ・デュプス氏(写真右)。写真のフォアグラのテリーヌはボリュームもすごいが味ももちろん一級。当日のワインリストをいただいたのでご紹介。
@Muscat FALLER Clos des Capucins 2000  ATokay-Pinot Gris TRIMBACH 1996  BPinot Noir ROLLY GASSMANN 1997 CGewurztraminer HUGEL Vandange Tardive 1998  D
Gewurztraminer HUGEL Selection de Grains Noble 1997

パリの「レストランひらまつ サンルイ アンリル」は、ノートルダム大聖堂に近いサンルイ島セーヌ河沿いの18世紀の建物が並ぶ一角にありました。店内は20席ほどのこぢんまりした落ち着いた雰囲気で、席に着くとすぐにあたたかいおしぼりがでてきました。前日まで続いた星付きレストランの夕食に少し疲れ気味でしたが、アミューズと前菜が程良い酸味のある爽やかな料理で、とても優しくはじまり、魚はアンディーブが柔らかく煮込まれた上に帆立のソテーがのったクリームソースで絶品。メインも鴨のソテーが溶けたチーズの上にのり濃厚な赤ワインソースとからめた味わいも最高、と今までとは異なる料理で大満足でした。石塚さんの提案で始まったワインのブラインドも楽しかった。オープンして5ヶ月で獲得した星は今後も増えていくことと思います。

※1
【クロスター・エーバーバッハでのテイスティングワイン】
@クロスター・エーバーバッハ リースリング
  シュタインベルガー 2001 Q.b.A
Aクロスター・エーバーバッハ リースリング
  シュタインベルガー 1999 カビネット
Bクロスター・エーバーバッハ リースリング
  リューデスハイム ベルグシュトラーゼ 2000
  シュペトレーゼ

※2
【ドクター・ターニッシュでのテイスティングワイン】
@2001 ウェーレナー・ゾンネンヴァー・リースリング
  アウスレーゼ トロッケン(Gold Medal)
A2000 ターニッシュ リースリング
  Q.b.A ホッホゲヴェックス
B2001 ベルンカステラー・ドクトール リースリング
  カビネット(Gold Medal)
C2001 ブラウンベルガー・ジェファー・リースリング
    シュペトレ−ゼ(Gold Medal)
D2001 ベルンカステラー・レイ・リースリング
  シュペトレーゼ (Gold Medal)
E2001 ブラウンベルガー・ジェファー・ゾンネンヴァー
  リースリング・アウスレーゼ (Gold Medal)
F2001 ベルンカステラー・ドクトール・リースリング
  アウスレーゼ (Gold Medal)
G2001 ベルンカステラー・ドクトール・リースリング
  アイスヴァイン

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