那珂湊港のあんこうの水揚げは年間約4トン。
当ホテルで使用するあんこうは年間約3トン。
那珂湊のあんこうだけではもちろん足りません。現在は那珂湊以外(日立や小名浜の常磐ものなど)のあんこうも使用しておりますが、この地方独特の調理方法と、春日ホテル秘伝の調理手法で独自性の強い極旨あんこう鍋をお楽しみ下さい。
最近は吊し切りを、ショー的に見られることが多いですが、実際は吊してさばく料理人は少ないと思います。技術の進歩もありますので、大きいまな板があれば、多少ぬめりがあってもさばくことが出来ますし、その方が楽にさばけます。
20キロ近いような大物は別ですが、ほとんどの宿や、料理店ではまな板の上でさばいているはずです。ですから、鮪の解体ショーのようにあんこうも、お客様に見せるために吊し切りを行います。入荷や予約状況などからしますと、大きな施設は別ですが、毎日見せるために吊し切りを行うことは難しいのが現状です。
でもグロテスクなあんこうが、切り刻まれていく姿は確かに興味をそそるところだと思います。当ホテルでも出来る限り、吊し切りのリクエストにお応えしたいと思っております。
どぶ汁もいろいろと論議の的ですが、私個人的には、まずはどぶ汁よりも春日ホテルの“肝味噌仕立て(どぶ汁風)のあんこう鍋”が絶対におすすめです。こうしたあんこう鍋に飽きた方はどぶ汁に向かわれると良いのではと考えます。ということで まずは春日ホテルのあんこう鍋をお試し下さい!
*常磐ものの水揚げが少ない場合、八戸・函館などの水揚げのあんこうも使用する予定をしております